「歴史的敗北」の共産党、志位以外にまとめ役がいないため続投へ。田村や穀田や藤野じゃ駄目なんか？

　今月9日、23日に投開票された統一地方選で共産党は大敗を喫した。党の発表によると、前半戦の道府県議選と政令市議選でそれぞれ22議席減。後半戦の市区町村議選でも91議席を減らすなど党勢衰退があらわになっている。

　最近では党首公選制を主張したベテラン党員を立て続けに除名処分にしたことが物議をかもし、頼みの綱である野党共闘も不調が続く。来年の党大会に向けて組織を立て直せるかは見通せない。

「草の根で大きな役割を果たしている多くの候補者を落選させてしまったことは大変残念であり、おわびを申し上げたい」

　後半戦の投開票から一夜明けた24日の記者会見で、小池晃書記局長は神妙な面持ちで謝罪した。敗因について「党そのものの地力、党員を増やすことが途上に終わっている」と述べる一方、自身を含めた指導部の進退については「そういう議論になってない。対応を打ち出していくことで責任を果たしたい」と否定した。

　2021年衆院選、22年参院選で議席を減らした共産は、今回の統一地方選を「反転攻勢」の機会と位置付け、志位和夫委員長ら幹部が各地で遊説を重ねた。特に県議会の議席がない愛知、議員定数が削減された大阪の両府県議選などを重点的に支援した。その結果、愛知では議席を奪還し、大阪も議席を守り抜いたものの、全国的には県議会の議席ゼロの空白県が拡大。

　改選前に1議席あった福井、静岡、熊本各県に加え、福岡の2議席も失った。共産の牙城である京都でも、府議選で3議席、京都市議選で4議席減らすなど党内では「歴史的な敗北」とする受け止めが広がっている。

https://mainichi.jp/articles/20230425/k00/00m/010/230000c