木村、岸田だけでなく漁師など一般人も皆殺しにしようとしてたシリアルキラーだった。爆弾にナットを付けて殺傷力を高める細工

　岸田文雄首相の遊説先で爆発物が投げ込まれた事件で、和歌山県警がナットのような部品を現場で複数押収していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。

　爆発した筒に取り付けられていたとみられ、県警は無職木村隆二容疑者（24）＝威力業務妨害容疑で現行犯逮捕＝が殺傷能力を高める目的で装着した疑いもあるとみて、爆発物の構造の解明を進めている。事件は同日で、発生から1週間となった。

捜査関係者によると、木村容疑者が取り押さえられた際、手に持っていた爆発物とみられるもう一つの筒にも、複数のナットが外側に取り付けられていた。兵庫県川西市の木村容疑者の自宅からは火薬とみられる粉末や金属製の筒、工具類など、爆発物の自作を疑わせるものを押収した。

　木村容疑者宅にあったパソコンには、事件前日に首相の遊説日程を公表した自民党のホームページを検索した複数の履歴が残っていた。

　県警は防犯カメラの映像などから、木村容疑者が15日午前7時台に自宅近くのバス停からバスに乗車し、電車とバスを乗り継いで遊説会場の和歌山市の雑賀崎漁港に着いたと、事件前の足取りをほぼ特定した。

　県警は木村容疑者宅から、年齢などを理由に昨年7月の参院選に立候補できなかったのは違憲として、国に損害賠償を求めた訴訟の資料を押収。政治に対する強い不満を持っていたとみられ、詳しい動機の解明を進める。

https://news.yahoo.co.jp/articles/948f9c9f1d25c6e83b8bc17ec1a35f6c9e03a87d