人道的にロシア兵を助けた疑いでウクライナ人を国家反逆罪で終身刑へ…

3月15日の夜、イリア・カラマリコフさんのもとに思いがけない電話がかかってきた。

ナイトクラブのオーナーであり、ケルソン市議会のメンバーでもある彼は、数千人のロシア軍に侵略されたばかりのこのウクライナ南部の都市で、ボランティアの自警団を運営していたのである。
ロシア軍はほとんど抵抗することなくケルソンを占領したが、その後はほとんど他の領土に向かって走り続け、この街の管理には全く関心を示さない。

略奪と混乱が続いたが、カラマリコフらは、地元の男たちで近隣のパトロール隊を組織した。
彼らはロシア軍と一緒に行動していたわけではなく、ロシア軍の許可を得ていた。

その夜、カラマリコフの見張り役の一人が電話で、「見知らぬ緑色の制服を着て、泥まみれになって、甲羅にショックを受けたような格好で検問所に向かって歩いてくる人物に、警備隊員が遭遇した」と報告した。
彼は略奪者ではなかった。
彼は略奪者ではなく、迷子のロシア人パイロットで、武装を解除して学校の教室に監禁しているとのことだった。

敵の支配する都市で、民間人が敵の将校を捕らえたという、極めて珍しい捕虜の状況であった。
カラマリコフさんの弁護士ミハイロ・ベリチコさんは「誰もどうしていいか分からなかった」と言った。
「ウクライナ軍に引き渡すこともできず、当時はウクライナ軍もいなかった。赤十字もなかった。ロシア人はどこにでもいたのです」。

それから数時間後に起こったこと、そして数ヵ月後に法廷で繰り広げられたことは、ロシア軍の侵攻後、多くのウクライナ人が乗り越えなければならなかった、加担と生存のあいまいな境界線を明らかにし、誰を罰するかを決める当局にむつかしい問題を提起している。

カラマリコフは、捕虜になったパイロットを自宅に連れ帰り、ユーティリティールームに閉じ込めた。
その夜、彼はその兵士をロシア軍に返す手配をした。それしか方法がなかったのだ。

しかskウクライナ当局の見方は違った。
その後、カラマリコフを協力者として逮捕し、国家反逆罪で起訴した。
彼は現在、終身刑を覚悟して裁判を待っている。

ロシアが占領したウクライナの地域（国土の5分の1以上）では、何百万人もの市民が、全権を行使する占領軍と共存しなければならなかった。
ウクライナ人は最近、11月中旬に解放されたケルソンのような領土の塊を取り戻したが、すぐに協力者探しが始まった。
人々は今、ストレスの多い占領時代に行った選択によって判断されているのです。

12ページの起訴状は、カラマリコフが敵兵の逃亡を助け、ウクライナへの侵略を再開させたことを告発している。
しかし、ケルソンの10人以上の人々とのインタビューでは、支配的なビジネスマンとしてのカラマリコフの評判に難色を示した人々も含め、全員が「彼は正しいことをした」と言った。

しかし、そのようなことはない。
「パトロールの責任者として、彼は自分自身と地域社会に重大な影響を与える決断をしなければならなかった。兵士をロシア軍に引き渡すことは、戦争の基本原則に反するように思われた。
もし、彼がロシア軍の支配する街で、兵士を捕虜にしておくように言っていたら、関係者全員が危険にさらされる可能性があったのだ。

https://news.yahoo.com/returned-dazed-soldier-russians-ukraine-155235949.html

日本人はどこに逃げるべきなのか

在日を日本人言うようなもの