乗ってきた戦車をウクライナに渡すロシア兵　「この戦車でウクライナの市民権をくれ」

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/303218

ウクライナに侵略を続けることに「意義を見いだせない」と考えるロシア兵がいても不思議ではない。

　先週、ミーシャと名乗るロシア兵が取った行動が西側メディアを騒がせている。
自身が搭乗していた戦車をウクライナ側に引き渡す代わりに、
ウクライナの市民権と1万ドル（約124万円）の報奨金を得る約束をしたというのだ。

　すでにウクライナのビクトル・アンドルシフ内務大臣はミーシャと電話で話し、要望を聞き入れたという。

　ミーシャによると、ロシア側は食料が不足しているばかりか、軍隊の指揮系統も統制が取れておらず、
兵士の戦意喪失もはなはだしいという。

　同じ戦車に乗っていた乗組員は戦況が危うくなった時に逃走したため、
ミーシャが一人で戦車をウクライナ側に引き渡すことにしたのだ。

　すでに亡命の話が進み、今はテレビ、電話、シャワーのある部屋に滞在し、
今後はウクライナの市民権を申請する流れになるという。