【動画】在日米軍兵士、民間人を路上に叩きつけて制圧「日本人でもIDを見せなければ制圧する」

沖縄・キャンプ・フォスター発 — 在日米軍（USFJ）は、米軍警察官がアメリカ人一般市民を強制的に拘束する様子が映った動画を調査している間、沖縄での単独パトロールを一時停止すると、水曜日にUSFJの報道官が述べた。

米軍警察のみで構成されたパトロール部隊は、日曜日の早朝、沖縄市内のバーの外でその一般市民を拘束したと、空軍のジョン・セヴァーンズ大佐（USFJ報道官）が電子メールで説明した。
セヴァーンズ大佐によれば、この市民は米軍とは無関係であるという。

今回の出来事を撮影した2本の動画（合計4分）は、ワシントンD.C.地域で営業するソウルシーフードのフードトラック「Garlic Sensations」のFacebookアカウントに日曜日に投稿され、火曜日には「Air Force amn/nco/snco」のFacebookページでも共有された。

投稿では、動画に映る男性を**カリーム・ファッラカン・エル（Kareem Farrakhan El）**と特定しており、彼は元海兵隊大尉で、フードトラックのオーナーの兄であると説明されている。

最初の動画では、空軍のセキュリティ部隊に所属するとみられる軍警察官がエル氏を抱え上げ、地面に叩きつける様子が映っている。

事件は、嘉手納基地のすぐ外側、ゲート2通りにある「Star Bar（スター・バー）」の前で発生したとみられる。

US military pauses solo patrols on Okinawa after viral video of civilian’s arrest

www.stripes.com

在日米軍は、このパトロールを、米兵が午前1時から午前5時まで基地外で飲酒することを禁止する命令の執行のために導入した。

この命令は、2023年12月以降に発生した一連の性的暴行疑惑に端を発しており、これまでに2件の有罪判決が出ている。

今回の事件が発生した際、エル氏は沖縄を訪れており、テック系アプリの立ち上げを行う予定だったと、Garlic Sensations が月曜日に自社の Facebook ページに投稿している。

エル氏は軍警察官に「IDを見せない日本人をランダムに拘束できるのですか？」と尋ねた。
これに対し、軍警察官は「はい。その後、日本の警察に引き渡すこともできます」と答えた。

この投稿には、水曜日の午後までに500件以上のコメントが寄せられていた。
あるコメント投稿者は「動画には多くの文脈が欠けている。あの叩きつけに至った経緯は？」と疑問を呈し、別の投稿者は「動画の編集で多くの情報がカットされている」と指摘している。

日米地位協定（SOFA）によれば、在日米軍当局は、日本における米軍関係者に対して「刑事および懲戒」の権限を有している。
しかし、この権限は米軍関係者でない日本国民や居住者には及ばない、と同協定では定められている。