神様ヘルプ！雨を！ 水不足で6年ぶり雨乞い太鼓、熊本・山鹿市（8月5日）

神様ヘルプ！雨を！　水不足で6年ぶり雨乞い太鼓　熊本・山鹿市

記録的な猛暑と雨不足で農作物への影響が懸念される中、熊本県山鹿市鹿北町芋生の迫地区では8月に入って連日、伝統の雨乞い太鼓を打ち鳴らしている。2019年以来6年ぶり。「最後は神頼み」とばかりに、まとまった雨を願っている。

一帯は水の便が悪く、1960年ごろまでは日照りが続くと雨を求めて太鼓をたたいてきた。かんがい施設が整備された今は保存会が伝統を守り、毎月1回練習を続けている。

今年は梅雨明けが早かった上に、夕立も来ないという。水不足は例年になく深刻で、久しぶりの〝実戦〟となった。
5日は約20人が公民館前に集まり、太鼓やかねに合わせ、女性たちが「ヒョウタン年かい、雨年かい。井手口持ったら米とろばい」と歌いながら踊った。

この先、雨の予報も出ているが、保存会の白木斎さん（68）は「願いがかなえばうれしい。稲作には水が必要な時期。雨量が十分でなければ今後も続ける」と話した。

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