【悲痛】線状降水帯で観測史上最大の雨が降った金沢、競馬場と厩舎が水没し金沢競馬が開催中止に 再開見込み不明

午前７時過ぎの金沢競馬場。調教師や厩務員（きゅうむいん）らが水をかき分けて馬を厩舎（きゅうしゃ）から競馬場前まで誘導し、馬運車に乗せて石川県内外の牧場へ送り出した。
競馬場では浸水から丸一日たち、レース場や駐車場などの水は引いたが、厩舎は深い所で膝上まで水が残り、馬は身動きが取れなくなっていた。

競馬場に所属する約６００頭のうち、各厩舎は一部の馬を避難させることを決断。
金沢競馬の調騎会長を務める加藤和義調教師（４７）の厩舎では約４５頭のうち１９頭を小松トレーニングセンター（小松市）や北海道、滋賀県の牧場に移した。
加藤さんは「馬運車は普通、対応に２、３日かかるがすぐに動いてくれてありがたい」と感謝した。
窮状を知った牧場が、受け入れ可能な牧場を紹介してくれたため、想定より多い頭数を避難できたという。