ネトウヨ「日本軍は洗練潔白の正義の組織！日本の残虐行為は捏造！」元日本兵「中国では酷い事をした、後悔している」

「皇軍が入城したからには、もう心配することはない。日本軍はみんなのために「良民証」を出して、自由に家に帰れるようにしてあげる。ところで、この中で国民党軍の兵士がいたら、申し出なさい。蔣介石に騙されて何カ月も給料をもらっていない人もいるだろうから、我々が未払いの給料を支払い、職の世話もしてあげる」。

すると七~八人の男性が前に来て申し出た。将校は彼らに「トラックに乗れ!」と命じ、永富らにも「東京の学生たちも一緒に乗れ」と言った。
そして先の将校とその部下三人ほどが乗り込んだ。
トラックは猛スピードで走り始めた。
そして長江 ちかくの下関の少し手前まで来ると、同乗の日本兵らがいきなり自分たちの鉄帽(鉄製ヘルメット)を両手に握りしめ、床に座らせた中国人らの頭めがけて殴りかかり、袋叩きにした。
中国人たちはうずくまり、耐えつづけた。
永富は急な出来事に驚き、すぐ横でその様子をただ見ていたという。
下関で彼らをトラックから降ろし、多くのアンベラ(むしろ)を連ねた「囲い」の中へ連れ込んだ。
そして、やっと一人が通れるほどの通路を、彼らを連行して進んだ。その両側には、裸に近いかっこうで乗りついた男たちの死体が転がっていたという。

しばらくすると、将校は一人の中国人を前に出させ、跪かせた。
そして日本刀を抜いて、永富ら学生に向かって「お前たち、よく見ていろ！俺がこれから「試し斬り」をやるから、東京に土産話を持って帰れ！」と言った。
将校はその中国人の背後にまわり「エイッ!」という掛け声とともに刀を振り下ろし、首をはねた。
頭部は地面にゴロンと落ち、切り口から血しぶきを吹き上げる胴体がドスンと前に倒れこんだ。
その惨状を見て、すぐ後ろにいた中国人は驚いて走りだし壊れかけた橋の上から川に飛び込んだ。
永富はとっさに日本兵の銃を借りて橋の上に行き、水面に浮き上がる男めがけて発砲した。男の体からは大量の血が流れ出て、そのまま下流へ流されていった。