【目的は】おまえら、スウェーデンでコーラン焼いてる奴ってイラク難民だったの知ってた？

またコーラン焼く　国会前でイラク難民ら―スウェーデン

2023年07月31日23時08分

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023073101092

３１日、ストックホルムで、イスラム教の聖典コーランに火を付ける男性（ＥＰＡ時事）

　【ストックホルムＡＦＰ時事】スウェーデン国会前で３１日、イスラム教の聖典コーランに火を付ける騒ぎが再び起きた。行為に及んだのはイラク難民のサルワン・モミカ氏ら２人。コーランを蹴り、踏みつけた上で、着火した。

コーラン焼却禁止へ措置検討　安保上の影響懸念―デンマーク

　２人は６月にはストックホルムのモスク（イスラム礼拝所）前で、７月２０日にはイラク大使館前で、同様の行為に及んでいる。これを受け、スウェーデンは中東諸国から強い非難を浴びてきた。

ちょっと前の記事

コーラン焼却、男性の素顔　イラク難民、逮捕歴　将来スウェーデンで議員に？　
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b451975ced36934154036953cc55713978687d1

7/22(土) 7:09配信
時事通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b451975ced36934154036953cc55713978687d1

　【ストックホルムAFP時事】スウェーデンの首都ストックホルムで6月、イスラム教の聖典コーランを破って火をつけ、イスラム社会を中心に国際的な批判の的となった男性。

　今月20日にも首都のイラク大使館前で再びコーランを蹴り、この行為を止めなかったスウェーデン政府も非難を浴びている。コーランを手にしながら、スウェーデン社会に「この本の危険性」について警告したかったというこの男性、一体どんな人物なのか。

　◇政治活動に没頭

　男性はサルワン・モミカ氏（37）。イラク難民で、現在はスウェーデンで暮らす。

　以前はイラクで政治活動に身を投じていたことがモミカ氏のSNSで把握できる。シリアやイラクで急速に勢力を拡大させた過激派「イスラム国（IS）」と戦うキリスト教系の武装組織と関係があったとされ、政党の立ち上げにも関与。逮捕歴もある。

　イラクでは2019年、大規模な汚職反対デモが当局に弾圧され、600人以上が死亡した。このデモにも参加していた。

　◇「傷つけたくない」

　スウェーデンでの抗議活動で、モミカ氏は当初、警察に今年2月の開催許可を求めていた。しかし、1月にデンマークで起きたコーラン焼却事件の影響で、当局はこれを拒否。ただ、裁判所が決定を覆し、デモに至る。

　モミカ氏は4月、地元紙に「自分を受け入れ、尊厳を認めてくれるこの国を傷つけたくない」と表明。スウェーデンをトラブルに巻き込むつもりはないと強調した。

　しかし、6月のコーラン焼却事件はスウェーデンの北大西洋条約機構（NATO）入りを渋るトルコも含め、世界から非難された。さらに今月20日のデモ計画を知り、イラクのイスラム教シーア派指導者サドル師の支持者がスウェーデン大使館を襲撃する事件を招いた。

　デモを許したスウェーデン政府にも批判は高まり、イラクはスウェーデン大使を国外追放。スウェーデンの通信機器大手エリクソンに対しても、イラクから締め出すことを決めた。

　◇憎悪犯罪を否定

　スウェーデンはモミカ氏の行為を「イスラム恐怖症的な行為」と呼ぶ。「頭痛の種」であるのは間違いない。警察は、モミカ氏がモスク（イスラム礼拝所）の近くでコーランを燃やしたとして「特定民族への憎悪を扇動した」容疑で捜査中だ。

　モミカ氏は、自らの行為は「ヘイトクライム（憎悪犯罪）」ではないと主張する。殺害予告も受け取っていると語る。一方で、イラク大使館前で再度、コーランを燃やすと宣言し、懸念に耳を貸す様子はない。

　今月20日のデモの後も、フェイスブックに「私はイスラム教のイデオロギーと対峙（たいじ）し続ける」と書き込んだ。地元紙の取材には、スウェーデンで政治家になる夢も口にした。「移民排斥」を掲げ、現政権に閣外協力している極右スウェーデン民主党から出馬したいと希望している。