防衛省、予備自衛官補の募集年齢を52歳未満に引き上げる☺

防衛省は22日、予備自衛官補（予備自補）の採用年齢の上限を「34歳未満」から「52歳未満」に引き上げた。同日に開始した令和6年度採用の募集から適用した。採用年齢を引き上げることで、医師や技術者らを含む多様な人材の確保につなげる。

　予備自補の採用年齢はこれまでの「18歳以上34歳未満」から「18歳以上52歳未満」に改めた。予備自補は特別職の非常勤国家公務員で、訓練を終えると予備自衛官（予備自）となる。予備自も予備自補と同様の身分で、災害発生時や有事の際に招集を受ける。普段は企業に勤めていたり、学校に通っていたりする。

　予備自には、採用年齢に適した者なら誰でも応募できる「一般公募」と語学や医療技術、整備などの分野が対象の「技能公募」の二つのコースがある。

　教育訓練は、一般公募の場合は3年以内に50日間、計400時間、技能公募は2年以内に10日間、計80時間を履修する。日額8800円の手当を支払うほか、訓練中は自宅から訓練場所までの交通費も支給する。宿舎の滞在費や食費も出し、作業服は無償で貸す。

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