近所のお姉さん(♀)「そっかぁ、キミもいよいよ彼女なんて出来ちゃう歳なんだぁ。」

お姉さん「あーあ、なんだかお姉さん寂しいかも。いつまでも私の後ろでめそめそ泣いてる○○じゃないんだなー。」

お姉さん「……はーあ、○○、誰かのものになっちゃうんだぁ。このまま色んなこと経験して、大人になっていって、いつか私の知らないところで生きてくんだろうなぁ…。」

お姉さん「…………やだなぁー……。」

お姉さん「……ねえ、○○。」

お姉さん「お姉ちゃんと付き合わない？」

お姉さん「だってお姉ちゃん、○○のこと好きだし。多分きっと彼女よりも○○のこと好きだよ？」

お姉さん「○○だってお姉ちゃんのこと好きでしょ？覚えてるよー、昔おばさんにからかわれてさ、私が○○のお嫁さんになったらいいのにーって。あったでしょ？」

お姉さん「そんとき顔真っ赤にしちゃってさー……かわいかったなぁ。図星突かれて恥ずかしかったのかな？」

お姉さん「それに、○○と同い歳くらいの女の子って面倒くさいよー？いちいち構ってあげないとヘソ曲げるし、すぐ機嫌悪くなるし、リードしてあげないと怒るし。」

お姉さん「でもお姉ちゃんは○○のことちっちゃい頃から見てるから、ワガママ言ったっていいんだよ？カッコつけなくていいの、ぜーんぶ分かってるから。」

お姉さん「それに…………エッチなことだって、なーんでもしてあげるんだけどなー……？」

お姉さん「ねっ、どうかな。お姉ちゃんの方がよくない？○○の素直な気持ち、聞かせてほしいな……？」

これしかない

お姉さん「うんうん、部活に勉強に励んでるようだね少年っ。○○くらいの歳の子はそうでなくっちゃねー。」

お姉さん「いいなー、なんだか羨ましいなー。私も学生時代に戻りたいかも。」

お姉さん「○○と一緒に学校行ってさ、一緒に授業とか受けて、んで部活終わったらあーでもないこーでもない話しながら帰ってくるの。」

お姉さん「でさでさ、さっきまで一緒だったくせにラインで「今ひまー？」とかってさ！あーいいないいなー！」

お姉さん「○○とは学年被らなかったから一度もそういうことしたことないもんねっ。はー、歳の差って嫌だねぇ。」

お姉さん「……もし私がもうちょっと○○と歳が近かったら、もーっと早く告白してたんだけどなー…？」

お姉さん「ねえねえ、幼馴染の恋人ってさ、なんか漫画みたいで憧れるよねー。よく知ってる人同士なのに、だんだんお互いをそういう目で見るようにやってさー。」

お姉さん「なんかもう、相手のことなら一から十までなーんでも知ってるって感じ？そういう狭くて深ーい関係……私はいいと思うなぁー。」

お姉さん「その点私と○○って、お互いのこと知ってるようで知らないところも多いじゃん？あ、私は充分よく知ってるつもりではあるんだけどさ？」

お姉さん「だから……なんていうかなぁ。私、○○のこと……もーっと知りたいなー……？」

お姉さん「……ふふっ。」

お姉さん「はーいじゃあそういうわけでっ、これからヒマでしょっ？よかったらうちでご飯食べてきなよっ。お母さんもきっと喜ぶと思うし、私からおばさんには言っといてあげるからさっ。」

お姉さん「そうだっ、今日私がご飯作る当番なんだけど何かリクエストとかある？○○の好きなものとか、もっと知りたいな！」

お姉さん「なんとかはまず胃袋から……なーんて言うしねー…。」