統一教会が支援したのは「日本を取り戻す」掲げた政治家だった 中曽根、清和会

https://mainichi.jp/articles/20230130/k00/00m/010/002000c

中曽根康弘さんが693回も言及されていたのは尋常な数ではないですよね。文さんにとって気になる存在だったのでしょう。私も意外でした。
(中略)
中曽根さんは、（教団系の政治団体）「国際勝共連合」などが2004年に主催したイベントの記念講演でも憲法改正を訴えています。日本の戦後改革に対してやや懐疑的な右派のイデオロギーで、安倍晋三さんと歴史観が似ています。

中曽根さんに次いで言及回数の上位に並んだのは、岸信介さんら清和会（現安倍派）に連なる人です。憲法改正に賛成し、最終的には戦後のマッカーサー（連合国軍最高司令官）が主導した改革を否定して「日本を取り戻す」と考えた政治家たちが、旧統一教会の支援を受けていました。

　それに比べると、田中角栄さんや竹下登さんは言及が少ないし、特に大平正芳さんや宮沢喜一さんら宏池会（現岸田派）出身の首相は下位の方です。歴史的に見ると、旧統一教会との深い関係は自民党全体に及んでいなかったとも言えます。