秀吉から十河存保への手紙が新発見される！「宇喜多と仙石秀久を讃岐に送るわ」

徳島城博物館の森脇崇文学芸員によると、この手紙は十河城にいた十河存保が重臣の東村政定に頼んで秀吉に届けた手紙の返信。

秀吉は「讃岐の状況について、東村政定を遣わしていただきました件、逐一了解しました。兵糧米500石の輸送を手配し、備前の宇喜多と仙石秀久に讃岐に向かうように指示しました。しっかり持ちこたえて防衛に努めることが重要です」と書いている。

東村政定は、十河存保が中富川の合戦で追い詰められ、討ち死にしようとしたところを説得し、押しとどめた重臣中の重臣。東村を使者に送っている点で十河存保の危機感が分かる。

この手紙とは別の6月16日付の文書で、秀吉が播磨の水軍小西行長らに讃岐への派遣を指示した文書もあり、秀吉が十河城の危機を見過ごせない事態だと認識し、迅速な対応をした事実が分かる。

かろうじて山内くんぐらいやの