- 1 : 2023/05/10(水) 13:05:53.16 ID:yEM6pE7N0
民主主義であれ、権威主義であれ、政治体制が安定している国では、内戦はまず起こりません。
前者の場合、そもそも蜂起の必要がなく、後者の場合、蜂起しても制圧されるのがオチだからです。
内戦が起こりやすいのは、両者の中間にある「アノクラシー」の国々。
日本語版では訳語が用意されていないようですが、私の講座では「不完全民主主義」としました。
読んで字のごとく、専制支配が確立されているわけではないが、さりとて民主主義が盤石というわけでもない状態。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2162ccc1d7327f092834eb5e5bb7a6fba49600b?page=3- 3 : 2023/05/10(水) 13:06:40.26 ID:yEM6pE7N0
- 民主主義、とりわけ自由民主主義を「普遍的価値」と見なし、全世界に広めたがる傾向が強まった20世紀末、内戦がかつてなく生じるようになったのも、こう考えれば必然の帰結にすぎません。
とくに危ないのが、社会の基盤が不安定なまま、急速な民主化を推進したがる国々。
ただし不完全民主主義、アノクラシーだからと言って、必ず内戦になるわけではない。次のポイントは、当該の国に、それまで享受していた地位や特権を失い、
没落(日本語版では「格下げ」)の危機に直面した社会集団がいるかどうか。
当の集団にとって、世の中は「ひどい右肩下がり」にしか見えない。
強い不満を抱いて当たり前。
しかも新たにのし上がってきた社会集団が、民族・宗教・言語などの点で、
自分たちと違っていたらどうなるか? - 4 : 2023/05/10(水) 13:07:01.31 ID:yEM6pE7N0
- こんな心情が広まっても不思議はありません。これをあおることで、権力を得たり、あるいは維持したりしようと画策するのが、先に出た「民族主義仕掛人」。
だとしても、没落する側の人々の抱く不満や不安について、政府が取り合う姿勢を見せれば、最悪の事態にはならない。
平和的な陳情や抗議によって、物事が改善される道が残っているためです。
だが、政府が取り合わなかったらどうなるか。
──もはやこれまで、蜂起あるのみ!
今度はこんな心情が広まることになります。むろん自由民主主義への信頼など、とうに消え失せている。
- 5 : 2023/05/10(水) 13:07:15.81 ID:yEM6pE7N0
- 自分の権力欲を満たすべく、くだんの心情をあおるのが「暴力対決仕掛人」です。かくして人々は「(対立勢力と)妥協の余地など絶対にないと信じ込む」のですが(128ページ、日本語版の該当箇所170ページ)、これを大いに促進するのがSNS、つまりソーシャルメディア。
SNSにおいては、不正確な情報、ないし純然たるウソやデマも容易に発信できますし、それらがあっという間に広まってしまう。さらにアルゴリズム機能によって、自分が「見たい」「聞きたい」「信じたい」と思う情報が、優先的に提示されます。
- 6 : 2023/05/10(水) 13:07:44.73 ID:BD5rOQ4Od
- そうか、白人にも下層がいるんだな
やったぜ - 7 : 2023/05/10(水) 13:07:48.61 ID:yEM6pE7N0
- ならば現在のアメリカで、没落に直面し、絶望に駆られた社会集団は何か?
じつは白人、とりわけ学歴の低い人々。
いわゆる無名の庶民です。
これらの人々はもともと「ロマンティックに美化され、民主主義の屋台骨などと位置づけられるものの、自己主張の機会など、じつはほとんど得られない」状況に置かれていました(デイヴ・マーシュ『BORN TO RUN: THE BRUCE SPRINGSTEEN STORY』、ドルフィン・ブックス社、アメリカ、1979年、155ページ。拙訳)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2162ccc1d7327f092834eb5e5bb7a6fba49600b?page=4 - 8 : 2023/05/10(水) 13:08:25.13 ID:86LlrRfG0
- 能無しが自分の犯罪行為を正当化するためのくそみそテクニック
- 9 : 2023/05/10(水) 13:08:27.04 ID:DX8jtjdrd
- もう白人男性で威張れる時代じゃないからね
- 10 : 2023/05/10(水) 13:08:50.81 ID:yEM6pE7N0
- 国が繁栄していれば、それでも我慢できるでしょうが、過去30年あまり、
彼らの生活水準は一貫して下落しています。
駄目押しというべきか、移民による人口構成の変化のせいで、
いずれ白人は多数派ですらなくなる恐れが強い。
ずばり八方塞がりです。
そしてアメリカでは、市民が大量の武器を所持している。
内戦の危機が高まるのも、必然の帰結ではありませんか!
というわけで、第6章と第7章では、来たるべき内戦の予測シナリオと、その際に社会がいかなる様相を呈するかが論じられるのですが……。
これについては紹介を控えましょう。
2021年1月、大統領選挙の結果を不服としたトランプ支持者が連邦議会を襲撃して以来、アメリカでは「新たな内戦」をテーマとした本が少なからず出版されており、
予測シナリオにしてもいろいろあるためです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2162ccc1d7327f092834eb5e5bb7a6fba49600b?page=5 - 11 : 2023/05/10(水) 13:09:55.55 ID:0+HIyHF9M
- 野党はしっかりして!
- 12 : 2023/05/10(水) 13:10:59.47 ID:g5veoA5p0
- アメリカは賃上げされてるって嘘だったの?
- 14 : 2023/05/10(水) 13:12:04.82 ID:yEM6pE7N0
- >>12
ごめんよく見たら生活水準が上がってないって言ってた - 13 : 2023/05/10(水) 13:11:20.65 ID:yEM6pE7N0
- 国境を越えた大規模なヒトの移動が、社会の安定を突き崩し、
内戦を引き起こした事例は、本書の前半部でも繰り返し紹介されています。
建国のモットーで何をうたおうと、アメリカだけは例外などということが
ありうるでしょうか。
崇高な建国の理想を持ち、それを実践しようと努めたからこそ、
アメリカは自壊の危機に瀕している。
このパラドックスに気づかないまま「多をもって一をなす」を強化したら最後、
いったいどういうことになるか?
本書が提示する「内戦阻止の処方箋」は、かえって内戦をあおりかねない性格を持っているのです!
ウォルター自身、これに気づいていた可能性が高い。
次のような予防線を張っているからです。「われわれは(注:移民や難民まで含めた)あらゆる種類の人々を必要としている。
移民を阻止しようとする国は、ゆっくりと死んでゆくほかはない。人口が減少してゆくためだ」
(223ページ、日本語版の該当箇所282ページ) 国の持続的発展なる大義を持ち出すことで、「内戦を防ぎたければ移民増加を阻止すべきでは」という反論を封じこもうとした次第。けれども没落し、絶望に沈んだ白人に、この言葉がどう響くか想像できますか?
こうです。
「お前たちの不満には取り合わない。移民や難民の受け入れは続ける。白人は少数派に転落する運命なのだ。それを拒めば『死』あるのみ!」
ひょっとして、バーバラ・ウォルターも「暴力対決仕掛人」なのか?
そんな気がしてくるではありませんか。
『アメリカは内戦に向かうのか』は最後になって、同国の自壊を食い止める道を示すどころか、本そのものが自壊してしまうのです。
ただしこれは、本書の価値を否定するものではない。
否、みごとに自壊しているからこそ、『アメリカは内戦に向かうのか』には大きな意義がある。 - 15 : 2023/05/10(水) 13:13:45.84 ID:u9C3xur80
- 日本からの金吸い上げてて貧乏なのはさすがに笑うよな
日本人は一生自民党やアメリカや統一教会に吸い上げられてるのに - 16 : 2023/05/10(水) 13:14:11.29 ID:TQ/68wFD0
- でもバイデンは最多得票数で大統領になったんだから民主主義機能してるだろ
選んだ奴の責任 - 17 : 2023/05/10(水) 13:15:14.31 ID:8H4KdWk6M
- 日本は次こそは民主主義に挑戦してみては
- 18 : 2023/05/10(水) 13:16:19.33 ID:Hr6zNzHHa
- アメリカは警察の軍事力がヤバ過ぎて内戦は無理だと思う
市民がマシンガン持ってるけど警察はそれ以上のヤバい兵器持ってる
軍払い下げの装甲車とか明らかに度を越した装備で防衛してくる - 21 : 2023/05/10(水) 13:22:05.39 ID:36bSUGYz0
- >>18
でも市民がデモっていう名目で抗議活動したら止めれんじゃん
連邦議会襲撃も出来たし - 25 : 2023/05/10(水) 13:28:52.65 ID:KNAvM8KCr
- >>18
現場の軍人や警官が政府から寝返ると一気に前提崩れるだろ
内線やクーデターって軍が議会に従わなくなる感じで起こる感じじゃね? - 20 : 2023/05/10(水) 13:17:37.25 ID:lBEnAfBo0
- 30年間賃金上がってねえんだよ、だから統一自民支持!!
- 22 : 2023/05/10(水) 13:22:59.19 ID:Oa60NF4f0
- レッドネックってやつか
- 26 : 2023/05/10(水) 13:32:42.51 ID:DSWAUmC6H
- 貧困地域は既に内戦みたいになってるじゃん
ネトフリのフリントタウンで観たわ
しかもあれ5年以上前のドキュメンタリーだし - 27 : 2023/05/10(水) 13:36:24.95 ID:LKHn1XWt0
- いくら格差が広がっても意外とマルクス主義広まらないんだよなアメリカ
不満たらたらでも資本主義礼賛なんだから救われないなこいつらw - 29 : 2023/05/10(水) 13:50:54.22 ID:yEM6pE7N0
- >>27
マルクスではないがサンダースのような社会主義が伸びてる - 34 : 2023/05/10(水) 13:57:00.25 ID:Z7xF81xJ0
- >>27
共産主義って民度高くないと成り立たないと思うんだよな
生産能力的にはアメリカは共産主義化可能かもしれないが - 28 : 2023/05/10(水) 13:43:32.20 ID:DLcV149b0
- ニューヨークとかロスとか治安悪化して30年前みたいだもんな
日本人が呑気に観光出来るような場所じゃなくなった - 30 : 2023/05/10(水) 13:51:24.29 ID:tpl6qrj30
- アメリカに山上はいないのか?
- 31 : 2023/05/10(水) 13:52:20.46 ID:+9BlhRee0
- 東洋に下層民しかいない国があるそうだ
- 32 : 2023/05/10(水) 13:55:06.96 ID:TQ/68wFD0
- サンダースはウクライナ支援法案や対中制裁法案に賛成してる社会主義者だからなw
そら人気でるわなw - 33 : 2023/05/10(水) 13:55:29.18 ID:D4C9EUQW0
- これぞフロンティアスピリット
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