江戸時代の街にあったサービスを紹介するわwww

両替のみならず金融全般を扱った今でいう銀行。元来は貨幣の交換に徹していたが、金銭の貸付や手形の発行、預金など多角経営に広げ富を築き上げた。三井住友銀行のルーツはいずれも三井家・住友家の両替商である

寺子屋が実利優先の私的な機関であるのに対し、こちらは藩に帰属する武士がその子弟に施したエリート養成のための公的教育。儒教や武芸などを教える生涯教育の場だった

着物の販売や修繕などを行った。帯や小物なども扱い、儲かると「大店」に発展していきのちの百貨店業となった。日本初のデパートの三越のも三井越後屋という大店が原点

有料で手紙を運んだ郵便局の原点で、荷物の宅配も行った宅配便の原点。重要な書類や荷物はのちに佐川急便のマスコットとなる「飛脚」が迅速に届けた

宿泊施設のこと。東海道などの主要な街道筋の宿場町には多くの旅籠が集まった。なお宿泊業のグレードは旅籠以外にもさまざまあり、大名や公家などは「本陣」という高級宿に泊まり、庶民は江戸時代版のカプセルホテルの「木賃宿」を利用した

いわゆる合法的な性風俗。吉原など幕府の認められた街区で営業し、当時の男性の性欲を見たし、独自の文化を築いた。今の東京の夜職も大して変わらないが吉原遊女の7割は寒村で貧しく辛抱強い民族性を持つことから東北地方出身だったといわれている。方言で出身地を悟られないために「～でありんす」というような独自の言葉遣いを用いた

いまの不動産屋の原型。財を成した豪商が武家や公家から土地を買い、集合住宅を立てて家賃収入を得るビジネスを確立した。当時の江戸はすでに100万都市で世界一の大都会。住宅不足は慢性的だった

江戸の初期には外食は存在しなかったが、町人文化の隆盛の中で外食産業が勃興・発展。例えば居酒屋は、単身赴任中の諸藩の武士や職人といった独身男性にとって手軽に飲酒ができ食事も満たせる便利な場として親しまれた

パチスロでおなじみの吉宗将軍が「小石川養生所」を設置。日本初の総合病院とされ、貧しい庶民になんと無償で医療サービスを提供した

棺桶の製造販売や葬具のレンタルなど葬儀全般を行った。老舗企業大国の日本では、現代の葬儀社の中にも江戸時代の輿屋を源流とする事業者は少なくない

かんざしや化粧品など、女性の美容全般を扱った。今でいうビューティーアドバイザー的存在

いまでいうカフェだが、可愛い茶屋娘はアイドル店員となり、男性客の「推し活」が盛んなコンカフェのような存在になっていった

唐＝いまの中国からの舶来品だけでなく出島貿易のあったオランダのガラス細工や製品などを扱った。高価ではあるが、鎖国の時代に庶民が異国情緒を味わえる貴重な場だった

今でいう役所に相当。飛騨高山の「高山陣屋」では当時の陣屋建築がそのまま残されているので構造が気になる人はぜひ行くべし（4年前に訪問）

以上が江戸時代のサービスでございました！
時代劇の世界であるが、思いのほかさまざまな官・民問わずサービスがあったことを改めて思い知りますね