普通の日本人「南京大虐殺では日本軍は誰も殺してません。完全に捏造です」元日本軍兵士の証言や記録も捏造なの？

大阪に住む三谷氏は96歳。1937年6月、18歳の時に志願して海兵団に入った。
同年10月、駆逐艦「海風」に乗り中国へ。当直で見張りに立った。
海風を含む第二四駆逐隊の四隻は約一カ月かけて揚子江遡行部隊として南京に到着した。
12月13日、南京陸上から砲撃され、駆逐隊は応戦。すでに陥落寸前だった南京は三分ほどで抵抗が無くなった。
旧日本軍の南京入城式に参加するために上陸した三谷氏はそこかしこに積み上げられた中国人の死体の山を見た。
三谷氏の身長ほどの高さにまでなった死体の山は老若男女の区別なく後ろ手に縛られたり縄で数珠つなぎにされ、弾痕や銃剣で刺された跡をさらして折り重なっていた。
ある民家に入ると、ゼリー状に固まった血の海に頭のない死体が二つ倒れていた。
一八歳の新兵だった三谷氏は耐えられないほどのショックを受けたという。
「南京の静けさは今でも忘れない。生きているものは何もなく、飛ぶ鳥さえも見なかった」と三谷氏は当時を振り返る。

翌日、揚子江に停泊する駆逐艦で見張りをしていた三谷氏は「ダダダダダ！」という重機関銃の音を聞いた。
河川敷を見ると、人の群れがバタバタと倒れていくところだった。
射撃音の合間には、悲鳴とも怒号ともつかない叫び声が聞こえた。
「殺されているのは中国の人だ」と直感した。
「南京はすでに日本軍が占領した。なのになぜこんなに殺しているのか？」
三谷氏はその地獄絵図のような光景にひどく混乱したという。
それから毎日見張りの任務につくたびそうした光景を目撃した。
朝から晩までトラックで二〇人、三〇人と運ばれては殺されていた。
夜には岸辺にいくつもの炎が揺れていて、翌朝望遠鏡から覗くと人間が焼かれて殺されていたのが見えた。
揚子江は減水期で殺されて捨てられ折り重なった人間の形が日に日に現れていた。
12月25日、「海風」が佐世保に向け出発する最後の日も日本軍の銃声は鳴り止まなかったという。