明治政府「オオカミ🐺は害獣」→結果www

その後1905年に奈良県で最後の日本オオカミが捕獲されたのを最後に、日本全国でオオカミは絶滅しました。

頂点捕食者であったオオカミが生態系から消えたことで、日本の山林生態系は大きな変化を迎えました。
クマに関してはオオカミによる捕食圧がなくなったため、クマの個体数が増加し、人里への出没が増え、人に対して警戒心が薄れた「里グマ化」が進みました。その結果、クマの人身被害件数が明治以降、特に1980年代以降急増していることが観察されます。これはオオカミの絶滅に伴う生態系の頂点捕食者喪失がもたらした生態的なアンバランスの典型例であり、自然の抑制機構が崩れた結果としてクマの行動パターンと人間との関わりが大きく変わったといえます。