嫌儲 タイワンリス対策本部 現在神奈川県を侵略中 近い内に東京に侵入か

木々が食害、電話線かじられ… タイワンリス生息域拡大阻止　神奈川県が防除実施計画作り

農作物などへの被害をもたらす特定外来生物「クリハラリス（タイワンリス）」について、神奈川県が生息域拡大を防ぐための防除実施計画作りを進めている。在来種のニホンリスなどの生息地となる県西部の山塊に侵入、定着した場合の生態系への影響が懸念されており、県内を定着段階に応じて３つの区域に分けて市町村と連携して効果的な捕獲などを推進する。２月には市町村の同意を得て計画をまとめ、４月から実行に移す方針。

県によると、木々の樹皮が食害などにあって立ち枯れになったり、庭の果実や電話線などがかじられたりする被害が確認されている。主な生息地となっている横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町が捕獲や処分といった防除について計画を策定し、外来生物法に基づき実施してきた。その他の県内自治体では鳥獣保護管理法に基づく捕獲が行われている。

県は在来種であるニホンリス、ムササビなどの生息地である県西部への侵入、定着を防ぐためには各自治体と問題認識を共有して広域的な観点で防除を行う必要があると判断し、県全域を対象にした防除実施計画の策定に踏み切った。

計画の素案では　タイワンリスの定着段階を踏まえて横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町を「高密度区域」▽横浜市、川崎市、大和市、藤沢市、茅ケ崎市を「分布拡大区域」▽両区域以外のエリアを「侵入警戒区域」に設定。それぞれの区域ごとに目標、必要な取り組みを掲げる。

高密度区域では従来の防除の取り組みでノウハウも蓄積されているとし、今後も手を緩めずに被害の低減を図るとしている。

分布拡大区域では分布拡大の核と考えられる地点で地域的な根絶を目指すなどとしており、目撃情報が集まるように地域住民に啓発を行うほか、侵入警戒区域に近いエリアから捕獲対策の優先順位を決める。侵入警戒区域では近隣地域からの侵入を監視し、生息情報があった場合は防除を行うとしている。

捕獲などは市町村が中心となって住民の協力を得て行う。県は財政的、技術的支援のほか、モデルケースになるような捕獲なども実施することを想定する。県、市町村は連携して分布、捕獲状況などに関する情報を集約し、効果的な防除推進につなげる。

https://www.sankei.com/article/20240123-TWSK7VQ33VM4BBIABX677TAPMI/

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