国際ジャーナリストの奈倉清孝氏「アメリカは一見善に見える巨悪。裏で戦争を仕掛けて世界中を不幸にしてきたのはアメリカだった」

善は悪に勝てるのか？｜奈倉清孝
https://note.com/calm_lily129/n/n95ee47ba1bc7

今までさまざまな取材を経験して、悲しいと感じたことがある。それは、善と悪が戦った場合、たいていは悪が勝ってしまう状況を数限りなく見たこと。正義は勝つと教えられたのに、それは嘘だったのかと思うほど悪が勝ってしまう。女性に圧倒的にモテるのもいい人より悪人。

善人はどこか悪人にいいように操られてしまうのだ。思いやりや自己犠牲の心がつけ込まれてしまうのだろう。

政治の世界でもそうだ。今、日本の政治家は二世や三世が当たり前で、幼い頃から「坊ちゃん」と周りにおだてられながら生きてきた。

一方、ロシアのプーチンは国のスパイ組織から徹底的にスパイ教育を受けている。こんなに悪賢い男に坊ちゃんが勝てるはずもない。北方領土を返すふりをして日本からお金を引き出し、何かと理由をつけては約束を破ったこともあった。自分の悪口を書いたジャーナリストは、簡単に暗殺もしている。

悪人には人情も誠実さも伝わらない。失脚の噂がある中国の習近平も、独裁が大好きなうえに若い頃はひどい貧乏を経験している。お金に困ったことのない政治家とは強さが違う。

北朝鮮の金正恩は三世でそれなりにチヤホヤされただろうが、権力のためなら兄貴も56すほどの冷酷さを持つ。小さい国なのに核兵器を作って大国アメリカをゆさぶるアイディアは、生まれ持った悪の天才か？

このような悪の3国に囲まれて、お人よしの政治家が勝てるだろうか？本当に政治家に向いている資質は、悪から改心して善になった人だろう。悪の経験があれば、悪人の動きや心理がわかる。

それがわからないから、いつも騙されたりお金を出す側に回ってしまい、これだけ税金が高くなってしまった。アメリカは一見善に見える巨悪。裏で戦争を仕掛けて世界中を不幸にしてきたのはアメリカだった。

アメリカの悪については、また別の機会に触れるとして、天災以上に日本の未来が心配だ。

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