世界的哲学教授ジョセフ・ヒース、斎藤幸平『人新世の「資本論」』を読み死ぬほどバカにしてしまう

1 : 2025/10/01(水) 01:25:02.949 ID:2glhqx.9F
ジョセフ・ヒース「混乱の濁流:斎藤幸平『人新世の「資本論」』についてのコメント」(2025年9月28日)
https://econ101.jp/kohei-saitos-tunami-of-confusion/
2 : 2025/10/01(水) 01:25:21.632 ID:2glhqx.9F
「新スタートレック(Star Trek: TNG)」の中でも私のお気に入りのエピソードの1つは、不吉なシーンで幕を開ける。宇宙船エンタープライズ号が別の連合の宇宙船と衝突し、大爆発を起こして全員が死亡してしまうのだ。だが幸運なことに、両船の衝突は異常時空の境界で発生していたため、エンタープライズ号はほぼ1日前に時間を遡ることとなった。こうして、クルーたちが日々の活動を送り続け、同じ選択パターンを繰り返して大惨事に至り、それを何度も何度も繰り返し続けるという「因果ループ」が生じた。

(略)

3 : 2025/10/01(水) 01:25:35.732 ID:2glhqx.9F
以上の話は、若き哲学者、斎藤幸平の近著『人新世の「資本論」』(日本で大ベストセラーとなった本で、最近“Slow Down”という題で英訳が出た)を読んで、私が大変な絶望を感じた理由を説明する。この本は、過去1世紀の間に左派にまとわりついてきたあらゆるバカげた考えのほぼ全てのカタログとなっているだけでなく、1970年代にまだ子どもだった私が触れていたような「エコトピア」幻想をほとんどそっくりそのまま繰り返している。斎藤の著書がこれほど広く受容されているという事実は、左派の認識的生態系の機能不全に関する、極めて厄介な問題を提起する。進歩を支持しているはずの進歩派が、進歩的アイデアを定式化することに関して、いかなる進歩も成し遂げることができないのは、なぜなのだろう? なぜ、新しい、もっとマシな考え方を受け入れず、ダメな考え方をリサイクルしてしまうのだろう?
4 : 2025/10/01(水) 01:25:42.606 ID:2glhqx.9F
例えば、なぜ私たちは相も変わらずモンドラゴン〔スペイン・バスク地方の大規模な協同組合の連合〕について語り続けているのだろう? それも、50年前の人々と全く同じような観点で。モンドラゴンのモデルを別の場所で再現しようとする試みは世界中でなされてきたが、それらが全て失敗してきたという事実は、私たちに何かを教えてくれてはいないだろうか? 歴史的経験から何も学べないなんていうことがあるだろうか?
5 : 2025/10/01(水) 01:25:53.309 ID:2glhqx.9F
斎藤の著書を自分が気に入るだろうとはそもそも思っていなかったが、それでも、英語圏の書評は本書に非常に好意的だったので、読んでみてそのひどさに愕然とした。例外的に、マルクス主義者たちの書評は本書に対して好意的ではなかった。マルクス主義者たちは明らかに、斎藤の著書における真に新規性のある貢献部分に反応していた。斎藤は、研究の世界では、マルクスに関する論争的な主張を行った人物として知られている。マルクスは晩年の未公刊の著作において、「コミュニズムへの移行が生産力のさらなる発展によって可能となる」という主張を放棄した、というのが斎藤の主張だ。これは、経済成長が進歩を生み出す力になるという見解をマルクスが捨て、「脱成長」を支持するようになった証拠だ、と斎藤は解釈している。そうなれば、マルクスの見解は、現代のエコロジー左派に受け入れられやすいものとなる。それゆえ斎藤は、自身の「脱成長コミュニズム」への支持が、マルクスが晩年に熟慮の末至った見解と一致していると主張する。
33 : 2025/10/01(水) 01:37:42.386 ID:1X.8kAeO0
>>5
“それでも、英語圏の書評は本書に非常に好意的だったので、”

斎藤の本、少しは海外でもウケてたんだな

6 : 2025/10/01(水) 01:26:07.145 ID:2glhqx.9F
以上の議論は全て、マルクスを預言者と見なす人々以外にとっては、どうでもいい話に思われる。結局のところ、斎藤が自身のマルクス解釈の根拠としているテクストは、実際には送られることのなかった私信の草稿であり、1世紀の間ほぼ誰にも読まれず、後続の議論に何の影響も及ぼしていないのだ。その草稿が何を語っていようと、マルクスの晩年の未公刊の見解がどんなものであろうと、「だから何?」という話である。それは、デイヴィッド・ヒュームが死の間際に改宗したという噂話のようなものだ。それが事実だとして、だから何だというのか?
7 : 2025/10/01(水) 01:26:09.573 ID:y2Afg7qAX
知らん奴が書いた知らん本を知らん奴にレビューされても
8 : 2025/10/01(水) 01:26:20.319 ID:2glhqx.9F
にもかかわらず、マルクス主義者が斎藤の読解に〔否定的に〕反応したのは驚くべきことではない。斎藤の研究がこの分野でこれほど論争的なものとなっているのは、彼がテクスト解釈の最も基本的な原則の1つを破っているからだ。ある著者の著作を読んでいると、その著者が別の場所で擁護している見解と整合しなさそうな、奇妙な文章に出くわすというのはよくあることだ。こうした場合、標準的な対応は、全体を可能な限り整合させるよう、食い違いを最小化する仕方で、その奇妙な文章を解釈することだ。チャリタブル〔寛容〕な解釈とはこういうことである。斎藤のマルクス解釈の問題は、それがひどくチャリティに欠けることだ。斎藤は、マルクスの遺稿の中にある、一見して奇妙に見えるいくつかの文章を取り上げて、それを、史的唯物論の完全な否定の証拠と見なしている。まるで晩年のマルクスが、自身の名と結び付けられているあらゆる見解(歴史的進歩の説明、革命の理論、上部構造-下部構造のモデルなど)へのコミットメントを放棄した、とでも言うように。そのため、従来的なマルクス主義者が本書を読んでパニックに陥ったのは全く驚くべきことではない。
32 : 2025/10/01(水) 01:36:18.648 ID:2X3INeR/Y
>>8この部分が致命的くさい
34 : 2025/10/01(水) 01:37:49.547 ID:TxfPIEJOg
ちらっと調べたけど斎藤幸平もドイッチャー記念賞っていう凄い賞取ってるみたいやん
ほんまに>>8みたいなトンチンカンな事書いたんかいな
9 : 2025/10/01(水) 01:27:28.944 ID:S7i5V2azK
バカパヨクなんてみんなバカなんだからバカにされて当然だろ
10 : 2025/10/01(水) 01:27:29.569 ID:2glhqx.9F
貼るの飽きたけどマジでボロクソやな🥺
15 : 2025/10/01(水) 01:27:57.274 ID:IVy749FZz
>>10
頑張って全部はって🥺
22 : 2025/10/01(水) 01:30:07.141 ID:Arte7gyXE
>>10
読んでたのに🥺
24 : 2025/10/01(水) 01:31:20.533 ID:2glhqx.9F
>>22
ごめん🥺
12 : 2025/10/01(水) 01:27:47.133 ID:6DdfivT0B
レス12番の画像1
19 : 2025/10/01(水) 01:28:55.807 ID:2glhqx.9F
>>12
人新世は最近の人文書の中では30万部売れてるらしいからまぁまぁやろ🥺
13 : 2025/10/01(水) 01:27:48.594 ID:2glhqx.9F
日本の人文系のレベルの低さがバレてしまった🥺
14 : 2025/10/01(水) 01:27:49.082 ID:iGmtoiqcn
バカにするというか顔真っ赤にしてキレてね?
16 : 2025/10/01(水) 01:27:59.198 ID:pvWeb6eb7
よくわからんけどr>gは統計で証明されたんやろ?
17 : 2025/10/01(水) 01:28:43.987 ID:L.mTXvZ65
文化資本ってネガティブな意味で使われすぎだけど文化資本がなければ人類って成長出来ないよな
18 : 2025/10/01(水) 01:28:54.304 ID:gbiOjRSns
まずこのメディア自体どこから探してきたんや
20 : 2025/10/01(水) 01:29:38.657 ID:ZN7X/yf3z
コイツ常に周り叩きまくってる冷笑系みたいな奴やろ
特に経済関係叩きまくってる
21 : 2025/10/01(水) 01:29:58.699 ID:PwD//To7H
ジョジョさぁ
23 : 2025/10/01(水) 01:30:55.254 ID:iGmtoiqcn
でもこういうその分野の人同士が興味ない分野で顔真っ赤にしてレスバしてるのって傍から見てるとおもろいよな
25 : 2025/10/01(水) 01:31:46.306 ID:1X.8kAeO0
経済学101とノア・スミス、はてブではよく伸びてるけどそんな学術的な実績と権威があんのか?
29 : 2025/10/01(水) 01:33:42.843 ID:2X3INeR/Y
>>25
むちゃくちゃリベラル批判しとるけど内容は頷けるもの多いわ
26 : 2025/10/01(水) 01:32:08.103 ID:gxFN7ArxQ
それでジョセフ・ヒースさんは何をされている方なの?
27 : 2025/10/01(水) 01:32:47.201 ID:1X.8kAeO0
ジョセフ・ヒースってそんな凄い人なん?
ピケティ、サンデルレベル?
39 : 2025/10/01(水) 01:40:34.290 ID:ysxHL3S/c
>>27
サンデルは一般人にもウケたって側面があるけど
学壇での実績はこの人のが圧倒的に上や
40 : 2025/10/01(水) 01:43:44.834 ID:y01NCaPlG
>>39
どう上なん?実績って上下をつけられるような定量化できるんだ
28 : 2025/10/01(水) 01:33:34.556 ID:BUGX7cZFg
山吹色の波紋疾走 ←さんらいとい まで入れたら出るのな
31 : 2025/10/01(水) 01:35:37.730 ID:Arte7gyXE
>>28
マジやん
30 : 2025/10/01(水) 01:34:08.692 ID:QBwgrtrwa
また恐ろしい学者失格を東大で受け入れてしまったもんだ
35 : 2025/10/01(水) 01:39:17.914 ID:KMbnbO4Bs
この批評もまたどこかで聞いたことのあるものなのだ
37 : 2025/10/01(水) 01:40:18.834 ID:92q5ybbVJ
ヒースって山形浩生みたいな左派冷笑ポジ知識人やろ?
38 : 2025/10/01(水) 01:40:30.065 ID:r4BnBijBC
批判者の側からすると、どこから批判を始めればいいのかすら分からない。1つ言えるのは、これは政治哲学というより形而上学的世界観であり、あまりに現実からかけ離れていて、あるレベルでは反証不可能であるということだ。残念ながらこれは、抽象的に示されれば、深遠な知恵と誤解されてしまう類の世界観である。ある種の宗教的感受性を持つ人にとっては特にそうだ。これは、斎藤の著書が、アメリカの出版界で不思議なほど手放しで受け入れられている理由を一定程度、説明するだろう。実際、私が読んだ書評の多くは、完全に業界の空気に乗っかっているだけのものに思われる。

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