三浦瑠麗「公明党はもうね、迷子だと思います」

存在感薄い既存政党にダメ出し連発！自民は「下野すべき」、立憲は「出直せ」、そして公明は「もう迷子」 【西田亮介の週刊時評＠ライブ】三浦瑠麗氏と与野党ぶった斬り②(1/3) | JBpress (ジェイビープレス)
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（前略

西田氏：いまの公明党はどうご覧になっていますか。

三浦氏：公明党はもうね、迷子だと思います。

西田氏：サブチャンネル（公明党が公式展開するYouTube。2025年7月13日時点のチャンネル登録者数は13.8万人）のことですか？　公明党サブチャンネルは迷子感高いですよね。

三浦氏：リハックとかに公明党が出演する分には、いいと思うんですよ。それで、公明党らしからぬ丁々発止を見せるということはやってもいいと思うんです。だけど、いまやるべきことはサブチャンネルじゃないでしょ、って。

西田氏：ですよね。

三浦氏：先日、アジアと日本の主に女性問題や環境問題を話し合うフォーラムみたいな場に行って話をしてきたんです。そのときに、国際性が少ない日本人からすると面倒くさいと思われるような国際交流を、創価学会の女性たちが粛々とこれを続けているわけですよ。

SDGsや女性の権利だって、最初は華々しくなりますけど、何十年も続けていくのって大変なことです。それができるのが、公明党や創価学会のよさだったのですが。

西田氏：粘り強さというか、愚直なまでの真面目さですね。

僕は、創価学会と公明党の距離が開いてきているんじゃないかっていう気がします。創価学会と公明党って、別に一枚岩じゃないわけですよ。形式的にはもうかなり以前から分離しています。役職者も基本的に兼任しません。そういうことが進んで随分時間が経っています。

そうした中で公明党が現実政治に引っ張られていけばいくほど、政府・与党の役割を果たしていけばいくほど、創価学会の理想から遠ざかっていくわけですよね。

そのことを不満に思っている創価学会員たちは、僕の印象ではかなり多いと感じます。

三浦氏：ちょっと前の方が、「与党支持で現状維持派だけど自民党は嫌い」っていう有権者の人が公明党に入れていたケースってあったと思うんですよ。

つまり、自公政権は承認するし、野党が政権を握るのは嫌なんだけど、でもやっぱり自民党はちょっと嫌だなって言ったときに、クリーンっぽくて専門性も高い公明党の候補者が出てきたら、みんな入れる理由があるじゃないですか。

それが、自民党を嫌気する有権者の投票のロジックの一つだった気がするんですよね。

西田氏：だけど、いまはどっちかというと世間の流行に合わせて楽しくやった方がいいと。サブチャンネル的なものを盛り上げた方がいいっていうのは、なんかズレているのかなって思っちゃいます。