メキシコのピラミッド遺跡に登ったバカな観光客がリンチされかけ、守った州兵や職員がケガ

観光客による迷惑行為は世界的な問題であるが、メキシコの世界遺産でドイツ人観光客が地元住民を激怒させる事件が起きた。春分の日の「神の降臨」を待つ人々の前で、ピラミッドに無断で登ったのだ。この観光客は警備員によってすぐに取り押さえられたのだが、その後怒った地元民の制裁を受けたという。英ミラー紙など、複数メディアが取り上げた。

ククルカン降臨の日に

事件は今年3月20日、メキシコ南部ユカタン半島にある世界遺産チチェン・イッツァの有名な階段ピラミッド・カスティーヨで起きた。

カスティーヨはマヤの最高神で「羽毛もつ蛇」ククルカンを祀るピラミッドだ。毎年二回、春分の日と秋分の日は神が降臨する日として世界中から観光客が集まる。太陽が沈む時、夕日に照らされたピラミッドの階段に巨大な蛇のシルエットが現れるのだ。そのためこの日、カスティーヨには世界各地から数千人の見物客が訪れていた。

報道によると、ドイツ人の男性観光客（38歳）が警備員の隙をついてカスティーヨに登り始めたという。カスティーヨは2006年以降、遺跡保護の観点から観光客が登ることを禁止している。周囲の観光客らがすぐに男性に気づいて、警備員も追いかけ始めた。

この時の様子がSNSにアップされている。罵声やブーイングが飛ぶ中、男性はカスティーヨのを駆け上がり、その後を警備員が急いで追いかけている。男性は頂上から建物内に入って隠れようとしたようだが、結局すぐに取り押さえられて地上へと連れ戻された。

捕まった男性は連行される途中、怒った地元民や観光客らの集団に取り囲まれた。目撃者によると「生贄に捧げろ！」などと叫ぶ者もいたそうで、男性は殴られて額から出血していたという。また、男性を群衆から守ろうとした州兵や職員も軽傷を負った。

現地報道によると、男性は当局に引き渡され、考古学・芸術・歴史の記念物および地域に関する法律に違反したとして罰金を課される可能性があるという。

ソース元に動画あり

生贄に捧げろ！は草

>>31
あれはチチェンイツァでもこのピラミッドと違うとこに置いてる