【感動】庭で草むしりしてたら「お元気ですか？」と声をかけられ、顔を上げたら天皇陛下がいてビビった話

私の母による驚くべき体験談です。

2014年8月のある日、庭の草むしりをしていたところ後方から誰かに声をかけられたそうです。
振り返るとどこか見覚えのある上品な方が立っており、その周りには黒服の人が何人も就いていてそれに驚き一体何事かと。
すると穏やかな微笑にて「お元気ですか」のお言葉。

そこで漸く、ああっ！天皇陛下だと気付いたそうです。

今では上皇様ですが、その当時は天皇陛下としてご公務に勤しまれ、その一環で軽井沢の地も訪れていたのです。
母が暮らすのは大日向（おおひなた）といわれる地域で浅間山麓の標高1200ｍのあたりです。

この周辺の開墾は相当困難だったため、昭和天皇がそれを成し遂げた人々の功績を称え、見守る事の出来る高台に植樹されました。
そこへ毎年お越しになられていたのです。その場所から少し坂を下ると皇室御用達の保育園もあるのでそちらへも立ち寄られ、
帰りすがら庭いじりをしている小さな背中を見つけお声掛けくださったのでした。

母には、ご成婚前の皇太子様と美智子様がテニスをする姿を毎年楽しく拝見したり、軽井沢御用邸に親戚の鍛冶屋が奉納していたりがあり、
いつの間にかそんなこんなの話題で15分もの立ち話となったのであろうと推測されます。
きっと一般人がこんなに長く陛下を独り占めするなんて有得ませんよね。

偶然とはいえこの出来事は身に余る光栄であり感謝にたえません。
危惧するのは陛下のお言葉より母のおしゃべりに終始したのではないかで、そうであればさぞご災難であられたでしょうから心からお詫び申し上げなければなりません。

もう92歳の母は『私の一生はこのために有ったのかもしれない』と申しておりますので大目に見てあげてください。

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