麻生太郎「先帝の無念を晴らす！」安倍が無双散弾で殺されたため神社関係の色んな役職を麻生が引き継ぐ

安倍晋三元首相銃撃事件から、7月8日で3年となる。千葉県香取市の香取神宮の境内には、安倍氏が直筆で「大和心」と書いた石碑がある。実は、歴代首相が揮毫（きごう）した碑が複数あり、安倍氏の祖父、岸信介元首相の碑もある。安倍氏が務めていた神宮関係の要職は、盟友だった麻生太郎元首相が引き継いでいる。

香取神宮の曽川昌大権禰宜（ごんねぎ）は「事件の翌日には、石碑前に臨時の記帳所を設けました。宣伝したわけでもないのに、2400人以上が記帳してくれました。千葉県内だけでなく、東北や関西からも来られ、行列ができていました。涙を流している方もいました。いまでも、安倍先生の石碑にお花などを供えて手を合わせている方がいます。『存在感の大きい方だった』『愛されていたんだな』と思います」と語った。

安倍氏が「大和心」と記した碑は、慰霊碑や顕彰碑ではない。神武天皇18年の創建と伝えられ、2600年以上もの歴史を有する同神宮では12年ごとの午年（うまどし）に「式年大祭」がある。前回の平成26年の2年前、安倍氏は大祭の運営を手伝う奉賛会の会長に就任した。石碑は26年秋、大祭が成功裏に終わったことを記念して建立されたものだ。

この奉賛会会長は昭和以降、「国を導いてきた方」として首相経験者が務めてきた。近衛文麿氏や岸氏、福田赳夫氏、橋本龍太郎氏らだ。境内には、これらの元首相らが揮毫した石碑も建立されている。

中略

安倍氏と麻生氏は国家観や歴史観が近く、官房副長官と政調会長、首相と幹事長、首相時と副総理など、さまざまな局面で歩調を合わせてきた盟友である。香取神宮は今後、安倍氏と麻生氏の絆を感じさせる場所となりそうだ。

https://www.sankei.com/article/20250628-NGCMLFM5NVLHVHVHGFYXH5SXBE/